「部屋の中でガス臭い気がする…」
「キッチンから変なニオイがする」
「気のせいかな…?」
そんな時、絶対に“様子を見る”はNGです!
ガスの臭いは、命に関わる重大なサイン。
都市ガス・プロパンガス問わず、漏れていれば火災や爆発の危険があります。
この記事では、
- ガス臭いと感じたときにすべき緊急対応
- 連絡すべき窓口・通報先
- 日頃から備えておきたい安全対策と便利グッズ
について、わかりやすく解説します。
ガスの臭いがしたときの【緊急対応マニュアル】
① 火気は厳禁!絶対に火を使わない
- コンロ・ストーブのスイッチには触らない
- 換気扇・電灯のスイッチもNG(火花が出るため)
- スマホの充電や着信もできれば避ける
② 窓やドアを開けて自然換気
- できるだけ静かに、手動で窓やドアを開ける
- 風を通してガスを外に逃がす
③ ガスの元栓を閉める(可能であれば)
- ガスコンロや給湯器の元栓を閉める
④ 建物の外へ避難する
- マンションや集合住宅では、近隣住民への注意喚起も
⑤ ガス会社に連絡する
→ ガス漏れ専用窓口は24時間対応していることが多く、対応は迅速です。
ガス漏れ時の【連絡先まとめ】
■ 都市ガスを使っている場合
- 東京ガス(関東):
ガス漏れ専用ダイヤル 0570-002299 - 大阪ガス(関西):
24時間受付 0120-0-19424 - 中部ガス・西部ガスなど:契約書類または検針票に記載あり
■ プロパンガス(LPガス)の場合
- 契約しているガス販売店へ電話(ステッカーや請求書に記載)
- 連絡がつかないときは最寄りの消防署(119番)へ
■ 緊急性が高いと判断したら
- 119番通報(消防)もためらわない
ガスの臭いを放置する=火災・爆発のリスクです。迷ったらすぐに連絡を。
「ガス臭い=本当にガス漏れ?」見分けるポイント
ガスには、本来「におい」はありません。
ただし、漏れをすぐに気づけるよう、強い臭い(付臭剤)をつけてあるのです。
■ よくあるニオイの例
- 腐った卵のような臭い
- タマネギが腐ったような臭い
- 下水や硫黄のような刺激臭
■ ガス漏れと間違えやすいケース
- 排水口の悪臭
- 冷蔵庫やゴミ箱の腐敗臭
- コンロの故障による焦げ臭さ
気になる場合は、安全を優先して専門業者の点検を依頼しましょう。
よくある質問Q&A
Q. ガスの臭いがしても火災保険は使える?
A. ガス漏れだけでは保険対象外のことが多いですが、ガス事故による損害(火災・爆発)が発生した場合は、火災保険や賠償責任保険で補償されることがあります。
Q. 管理会社や大家さんにも連絡すべき?
A. 賃貸物件では必ず連絡してください。再発防止や建物全体の安全管理に必要です。
Q. 子どもやペットへの影響は?
A. 低い位置にガスがたまりやすいため、小さなお子さんやペットは特に注意が必要です。
日頃から備えておきたい【3つの安全対策】
① ガス警報器の設置
- 天井または壁の高い位置に設置
- 寿命は5~7年、定期交換が必要
② 年1回の点検・メンテナンス
- ガス会社や設備業者に依頼(無料点検の案内もある)
③ 緊急連絡先を冷蔵庫や玄関に貼っておく
- ガス会社・消防・管理会社の番号を家族で共有
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まとめ|「ガスの臭い」は迷わず行動するのが命を守るコツ
- ガスの臭いに気づいたら即換気・通報が基本
- 火気・スイッチは絶対使用しない
- ガス会社・消防への連絡は迷わず
- 日頃の備えで、万が一にも安心
「ちょっと気になるけど…」が、大きな事故を招くことも。
安全のため、今すぐ点検・警報器の確認をおすすめします。
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