「買った野菜が傷んで捨てることに…」「気づいたら賞味期限が切れてた…」
そんな“食品ロス”に心当たりはありませんか?
家庭で発生する食品ロスの多くは、保存の工夫で防げると言われています。
今回は、家庭で簡単にできる食品ロスを防ぐ保存テクニックを、冷蔵・冷凍・常温それぞれのパターンで紹介します。
なぜ食品ロスが問題なの?
- 家庭での食品ロスは年間約48kg(農林水産省より)
- 1人あたり約1日おにぎり1個分を無駄にしている計算
- ゴミ処理コストや環境負荷も大きい
だからこそ、「買ったら最後まで使い切る」ことが節約にも環境にもやさしいのです。
【冷蔵編】鮮度を保つコツと保存の工夫
1. 野菜は「呼吸」させるのが大事!
野菜は収穫後も呼吸しているため、密閉すると逆に傷みやすくなります。
保存のポイント:
- キッチンペーパーで包んでポリ袋に軽く入れる
- 新聞紙で包むのも◎(湿度調整効果あり)
- 立てて保存する(葉物・根菜など)
2. 冷蔵庫の温度と整理整頓
冷蔵室の詰め込みすぎはNG。冷気が循環せず劣化を早めます。
7割以下の収納を目安に、手前に賞味期限が近い物を置くのがおすすめ。
3. 卵・牛乳・納豆の定位置は?
卵はパックのまま冷蔵室の奥へ。ドアポケットは温度変化が激しいため不向きです。
納豆や牛乳などの発酵系食品もなるべく温度が安定した場所で保存しましょう。
【冷凍編】保存期間を延ばす“冷凍テク”
1. 買ってきたら「すぐ小分け冷凍」
食材を無駄にしないためには、使う分量に小分けして保存が基本。
冷凍保存におすすめ:
- 肉 → 1回分ずつラップ&ジップロックで
- ごはん → ラップで平らに包み冷凍庫へ
- きのこ類 → 石づきを取って冷凍(うま味UP!)
2. 冷凍ごはんはラップで「薄く平ら」に
解凍ムラを防ぎ、短時間でふっくら温まります。
目安は1食分(約150g)でラップし、粗熱が取れたらすぐ冷凍庫へ。
3. 調理済みのおかずもOK
カレー・煮物・お弁当用おかずは、冷めた後に1回分ずつ冷凍。
フリーザーバッグで薄く保存すれば、収納も省スペースです。
便利グッズ:
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【常温編】意外と知らない長持ち保存術
1. 根菜類(じゃがいも・玉ねぎなど)は風通しよく
暗くて涼しい場所(15℃前後)が理想。冷蔵庫より常温保存のほうが長持ちする食材もあります。
保存方法:
- 紙袋や通気性のあるカゴに入れる
- じゃがいも+りんごで芽が出にくくなる
2. 調味料・缶詰の収納は「見える化」
ストックが多いと賞味期限を忘れがち。
透明収納ボックスに分類し、「見える収納」で使い忘れ防止を。
3. パンやお菓子も“湿気”に注意
開封後は袋をしっかり閉じ、密閉容器やジップ袋に入れて保管。
高温多湿を避けて、冷暗所に保存するのが基本です。
保存に便利なアイテム・アプリ紹介
食品ロスを防ぐ習慣チェックリスト
- 買う前に冷蔵庫・冷凍庫の在庫を確認
- まとめ買いは「使い切る量」で計画
- 食材は小分け・ラベリングして保存
- 賞味期限が近いものから優先的に使用
- 定期的に「冷蔵庫整理デー」を設ける
まとめ:食品ロスを減らすだけで節約&気分もスッキリ!
- 保存方法を工夫するだけで食材のムダを大幅にカット
- 冷蔵・冷凍・常温の特性を活かした保存がポイント
- 環境にもお財布にもやさしい「使い切り」習慣を
「もったいない」を「また使える」に変える、そんな保存テクニックをぜひ今日から取り入れてみてくださいね。
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