「NISAとiDeCoってよく聞くけど、何が違うの?」
「どっちを先に始めたらいいの?」
そんな投資初心者の方に向けて、この記事ではNISAとiDeCoの違いをわかりやすく解説します。
税金が優遇される“お得な制度”であることは共通していますが、使い方や目的、メリット・デメリットは大きく異なります。
そもそもNISAとiDeCoって何?
■ NISA(少額投資非課税制度)
- 株式や投資信託の運用益や配当金が非課税
- いつでも引き出せるのが魅力
■ iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 自分で積立てて将来の年金に備える制度
- 掛金が全額所得控除になり、節税効果が高い
- ただし60歳まで引き出せない
簡単に言えば:
NISA:自由度が高く、短期〜中期向け
iDeCo:節税効果が大きく、老後資金向け
2024年から新NISAにリニューアル!
2024年からNISA制度が大きく変わりました。
以下の2つが統合され、「新しいNISA」として生まれ変わっています。
項目 | 旧制度 | 新NISA(2024〜) |
---|---|---|
年間投資枠 | 最大120万円(一般NISA) | 最大360万円 |
非課税期間 | 最長5年 | 無期限 |
引き出し制限 | なし | なし |
より柔軟に、より長く、より大きく運用できる制度になりました!
iDeCoの特徴をもっと詳しく
■ メリット
- 掛金が全額所得控除 → 所得税・住民税が減る
- 運用益も非課税
- 受け取る時にも控除が使える
■ デメリット
- 60歳まで引き出せない(途中解約不可)
- 加入には条件がある(主婦・公務員など制限あり)
- 運用先の選び方に注意が必要
つまり、「老後資金を効率よく準備したい」人にはピッタリです。
こんな人にはNISAがおすすめ!
- 自由に引き出せる資産を作りたい
- 投資初心者で、まずは少額から始めたい
- 老後資金以外にも、教育費・住宅資金を備えたい
いつでも売却できる安心感があるのがNISAの強みです。
こんな人にはiDeCoがおすすめ!
- 所得税・住民税の節税をしたい
- 老後に備えて積立を続けたい
- 「60歳まで使わないお金」がある
節税+資産形成のW効果で老後の備えを強化できます。
両方併用するのが最強?
結論から言えば、予算に余裕があれば併用がベストです。
ただし、投資初心者ならこの順番がわかりやすい:
- まずはNISAからスタート(少額・自由度◎)
- 慣れてきたら、iDeCoで老後資金の積立へ
目的や生活状況に応じて、どちらか一方でも十分効果はあります。
よくある質問(Q&A)
Q1:主婦や学生もNISA・iDeCoできるの?
A:NISAは誰でも利用可(未成年はジュニアNISA)。
iDeCoは収入や職業によって制限があるため、専業主婦は上限が月23,000円など。
Q2:投資って怖くない?元本割れしない?
A:投資はリスクがありますが、長期・積立・分散を守れば大きく減ることは少ないです。
Q3:銀行や証券会社、どこで始めればいい?
A:楽天証券やSBI証券などのネット証券が手数料も安くて人気。アプリでの管理もラク。
まとめ|NISAとiDeCoは“違いを知れば怖くない”!
- NISA:自由に出し入れできて初心者にやさしい
- iDeCo:節税効果は大きいけど60歳まで引き出せない
- 両方とも非課税メリットが大きい制度なので、活用しないのはもったいない!
まずは自分の目的に合わせて、少額からスタートしてみましょう。
“未来の自分”に向けた、賢いお金の一歩になりますよ!
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