今や買い物も食事もスマホ1つで済む時代。
キャッシュレスは便利な一方で、「使いすぎ」や「お金の流れが見えにくい」という落とし穴もあります。
そんな時代だからこそ注目されているのが、あえて“現金”で支出を管理する「現金封筒術」です。
今回は、キャッシュレス中心でも無理なく取り入れられる、現金封筒術のやり方・メリット・続けるコツをご紹介します。
現金封筒術とは?
現金封筒術とは、1ヶ月の支出をカテゴリごとに分けて、「現金を封筒に仕分ける」管理方法です。
家計簿やアプリが苦手な人にも好評で、以下のような用途にぴったりです:
- 食費
- 日用品費
- 外食費
- 娯楽費
- 交際費
それぞれの用途に応じて封筒を分けて現金を入れておくことで、使いすぎ防止&見える化が実現します。
なぜ今、あえて現金封筒が見直されているの?
■ キャッシュレスで支出の感覚がマヒしがち
スマホ決済やクレジットカードは便利ですが、「いくら使ったか」実感しづらいデメリットがあります。
特に「気づけば今月も赤字…」という人は、お金を“目で見て管理”する方法が効果的です。
■ 自分のお金に“ストッパー”をかけられる
封筒に入っている分だけ使うルールにすれば、自然とお金の使い方にブレーキがかかるようになります。
■ 管理が簡単で、紙とペンだけでOK
アプリの設定が面倒、入力が続かないという人にも、直感的に始められるのが封筒術の魅力です。
キャッシュレス派でもできる「封筒術」のやり方
ステップ① 月の予算をカテゴリーごとに分ける
まずは、月の支出を以下のように分けて、使う額を決めます:
- 食費:30,000円
- 日用品:5,000円
- 外食・交際費:10,000円
- 趣味・娯楽費:5,000円
あまり細かくしすぎないことが、続けるコツです。
ステップ② カテゴリーごとに封筒を用意する
100均などで購入できる仕分けファイルやカラー封筒を使うと便利です。
封筒に用途・金額・週ごとの目安などを書いておくと、さらに分かりやすくなります。
ステップ③ 週1〜2回「現金払い」を組み込む
すべてを現金化する必要はありません。
「食材まとめ買い」「コンビニ」「外食」などを現金払いにして、封筒から支払うようにしましょう。
ステップ④ 残額を見える場所に記録する
封筒の裏や付箋に、残り金額を都度書いていくと管理しやすくなります。
封筒術×キャッシュレスの“ハイブリッド管理”もおすすめ
■ 固定費・ネットショッピング → キャッシュレス
毎月の家賃・光熱費・サブスク・Amazonなどはキャッシュレスで管理してOK。
■ 変動費(食費・日用品・娯楽) → 封筒管理
「つい使いすぎてしまう」ジャンルは、現金封筒が効果的。
■ 毎月「使わなかったお金」は貯金封筒へ
各封筒に余った現金は、別の「プチ貯金封筒」に移すと、自然にお金が貯まります。
実際の封筒管理例(主婦Aさんのケース)
封筒名 | 月の予算 | 週ごとの目安 |
---|---|---|
食費 | 30,000円 | 週7,500円 |
日用品 | 5,000円 | 週1,250円 |
交際・外食 | 10,000円 | 週2,500円 |
予備(病院・急な出費) | 3,000円 | 必要時のみ |
→週末に使った分を記録するだけなので、ストレスなく続けられます。
続けるためのコツ&注意点
- ルールはざっくりでOK!最初から完璧を目指さない
- 使わなかった現金は「繰り越し」or「貯金封筒」に
- レシートを封筒に一緒に入れておくと管理しやすい
- 家族にも見えるようにして共有意識を高める
おすすめ封筒グッズ&アイテム
まとめ|キャッシュレス時代だからこそ「現金封筒術」で感覚を取り戻そう
- 支出を“目で見える化”することで、無駄遣いにストップがかかる
- 全部を現金化しなくてもOK。支出の一部だけでも効果あり
- 家計簿が続かない人でも、封筒術ならカンタンに続けられる
キャッシュレスは便利ですが、“気づいたら使いすぎていた”という事態を防ぐには、現金封筒というアナログな管理法が最強のパートナーです。
ぜひ今月から、「封筒に現金を分けて使う」生活、始めてみてくださいね。
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