「気づいたら今月も赤字…」「何にお金を使ったかよく分からない…」
そんなあなたにおすすめなのが、支出を“グループ分け”して管理する方法です。
1つ1つの出費を見ていても全体像は見えにくいですが、グループごとに支出を分類することで、ムダ遣いがはっきりと浮かび上がってきます。
この記事では、家計簿初心者でも簡単にできる「支出のグループ分け」の方法と、そこから見える“改善ポイント”をご紹介します!
なぜグループ分けが重要なの?
お金の使い方を細かく把握するには、1つ1つ記録するだけでは不十分です。
■ グループ分けのメリット:
- 支出の傾向が見えるようになる
- 優先度の低い支出が見つかる
- 節約ポイントを明確にできる
- 自分の「お金のクセ」に気づける
“見える化”こそが、節約と貯金への第一歩。
家計管理における「診断ツール」のような役割といえます。
支出のグループ例(5〜7項目がベスト)
グループは多すぎても管理が複雑になるので、5〜7項目程度に絞るのがポイントです。
おすすめの基本グループ分け:
- 固定費(家賃・ローン・保険・サブスクなど)
- 変動費:生活必需(食費・日用品・光熱費など)
- 変動費:娯楽・趣味(外食・カフェ・漫画・サブスク以外のエンタメ)
- 美容・ファッション(衣類・化粧品・美容室など)
- 交際費(飲み会・プレゼント・外食のうち人付き合い)
- 交通費・通勤通学
- 教育・自己投資(習い事・書籍・学費など)
あとはご自身の生活スタイルに合わせて微調整しましょう。
支出をグループ分けして記録する方法
1. 家計簿アプリで自動グループ分け
マネーフォワードMEやZaimなどでは、クレジットカードや電子マネーの履歴を自動でカテゴリ分けしてくれます。
2. 手書き家計簿なら色分けや表で整理
グループごとに色分け(マーカーやシール)すると、視覚的にもわかりやすくなります。
例(1ヶ月の支出記録) 食費(青):¥35,000 外食(オレンジ):¥12,000 美容(ピンク):¥8,000 固定費(黒):¥75,000
3. スプレッドシートやExcelで集計
月末にカテゴリごとの合計金額を出して、円グラフ化すれば、支出バランスが一目でわかります。
グループ分けで見えてくる“無駄遣い”のサイン
では、支出をグループに分けた後、何を見て“無駄”と判断するのでしょうか?
1. 食費が収入の15%以上になっている
→ コンビニ・外食・買いすぎなど、無意識の支出が多い可能性。
2. 「娯楽・趣味」「美容・ファッション」が生活費より多い
→ 気晴らしのつもりが“積み重なると浪費”になっているかも。
3. サブスクや保険などの固定費が高すぎる
→ 解約忘れ・必要以上の契約になっていないか見直しを。
4. 交際費の割合が高すぎて自己投資に回せない
→ 人付き合いを断るのではなく、頻度・内容の見直しを。
改善のポイントは「削るより優先順位を変える」こと
無駄遣いを減らす=我慢ではありません。
自分にとって大切な支出にお金を回し、優先度の低い支出を減らすことが大切です。
例えば:
- 外食3回 → 自炊2回+外食1回でメリハリ
- 不要なサブスク → 貯金や旅行積立にシフト
- 新作コスメ毎月 → 使い切るまで買わないルール
「本当に必要?」と自分に問いかける習慣が、支出の質を高めてくれます。
チェックシート付き|グループ別支出診断
以下の質問に「YES」が多いグループは、見直しのチャンス!
支出グループ | 見直しチェック |
---|---|
食費 | □ コンビニが週3回以上 □ 食材の廃棄が多い |
外食・交際費 | □ 月2万円以上使っている □ 同じような外食が多い |
美容・ファッション | □ 似たアイテムを買っている □ セールに弱い |
サブスク・固定費 | □ 見てない動画サービスがある □ 契約内容を忘れている |
思い当たる点があれば、今月から少しだけ見直してみましょう。
まとめ|支出グループ分けで“家計の見える化”を始めよう
- 支出をグループに分けることで、無駄遣いの傾向が見える
- 細かい家計簿が苦手でも、ざっくり集計でOK
- 「優先順位」を決めて、自分に必要な支出だけを残す
まずは1ヶ月、あなたの支出をグループ分けしてみてください。
「何に」「いくら」「なぜ使ったのか」が明確になれば、もう無駄遣いは怖くありません。
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