「家計簿はつけてるけど、お金が残らない…」
「毎月使いすぎて、貯金にまわせない…」
そんな悩みの原因は、もしかすると“予算設定の甘さ”や“支出の優先順位が曖昧”なせいかもしれません。
予算は「ただ金額を決めればいい」というものではなく、生活に合った優先順位と目的意識が大切です。
今回は、初心者でも失敗しない予算設定のコツと優先順位の決め方を、具体例とあわせてご紹介します。
まずは「予算設定=お金の地図」を知ろう
予算を立てることは、“お金の使い方に意図を持つ”ことです。
ゴールのない家計管理は続かず、結果的に「気づいたらお金がない…」という状態に陥ってしまいます。
予算=計画 → 優先順位=行動方針
この2つを意識するだけで、無理なく家計をコントロールできるようになります。
ステップ1|手取り収入を正しく把握する
予算を組む前に、まずは「1ヶ月の手取り収入」をしっかり把握しましょう。
- 会社員:手取り給与(交通費やボーナスは除く)
- 主婦・パート:家庭全体の手取り収入を合算
- フリーランス:税金・経費を除いた実収入
例:手取り月収 250,000円
ステップ2|支出を3つに分けて整理する
予算設定は、まず「支出の分類」から始まります。
■ 固定費(支払額が毎月決まっている)
- 家賃・住宅ローン
- 水道光熱費(平均額で)
- 通信費(スマホ・Wi-Fi)
- サブスク・保険料
■ 変動費(毎月使い方で変わる)
- 食費・日用品
- 交際費・外食
- 趣味・美容・衣類
■ 特別支出(年単位で発生する)
- 帰省・旅行
- 家電購入・誕生日・入学費用など
年間で予測して「月割り」しておくと、急な出費に慌てません。
ステップ3|理想の支出バランスを設定
「何にいくらまで使うか?」をざっくり決めることで、お金の見える化が始まります。
■ 目安バランス(独身 or 夫婦2人)
- 家賃:25〜30%
- 食費:10〜15%
- 通信費:5%以内
- 日用品・交際費:10%
- 貯金:15〜20%
例:手取り250,000円なら
→ 家賃:75,000円以内、食費:30,000円以内、貯金:50,000円 など
ステップ4|「優先順位」をつけてメリハリを
①「絶対必要な支出」から先に予算配分
住居・食費・交通費など生命・生活に直結する支出が最優先です。
②「将来のための支出」を次に
- 貯金(生活防衛費・旅行費・教育費)
- 投資(つみたてNISA、iDeCoなど)
残った金額で“楽しみ”や“ご褒美”を使うのが鉄則!
③「満足度の高い支出」を最後に
あなたにとって本当に満たされる支出は何ですか?
カフェ、推し活、本、旅行…
価値あるお金の使い方にはきちんと予算を取ってOKです。
おすすめの予算管理シート(例)
■ 1ヶ月の予算管理表(手取り 250,000円) ・家賃 :75,000円 ・食費 :30,000円 ・日用品 :5,000円 ・光熱費 :10,000円 ・通信費 :8,000円 ・交際費 :10,000円 ・趣味 :7,000円 ・貯金 :50,000円 ・特別費 :5,000円 ・その他 :50,000円
毎月1回このシートを見直すだけで、お金のコントロール力がぐっと上がります!
よくある失敗パターンと対策
- 完璧に予算を立てようとして疲れる →「ざっくり」でもOK!
- 特別支出を想定していない →年単位で「月割り積立」が鍵
- 予算オーバーして落ち込む →翌月に活かす“振り返り”が大事
予算管理を継続するためのコツ
- 1週間ごとにざっくり集計する(週ごとの食費など)
- 使った分をメモアプリ or 家計簿アプリに記録
- 予算内に収まったら自分にプチご褒美を
「節約=我慢」ではなく、優先順位をつけることで満足感を下げずに支出をコントロールできます!
まとめ|予算設定×優先順位で“お金の使い方”が変わる!
- 収入と支出を把握し、ムダ遣いを見える化する
- 「目的のあるお金の使い方」で満足度UP
- 予算に優先順位をつけて“使うところには使う”習慣を
お金の流れに意識を向けるだけで、自然と無駄が減り、貯金もできるようになります。
今日から一緒に、「予算を味方にする生活」始めてみませんか?
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